Linuxとかプログラミングとか。

プログラミングとか趣味とかいろいろ発信していく大学生のホームページ。

【新】Bash on Ubuntu on WindowsでWindows上にLinux環境を導入する

calendar

以前Bash on Ubuntu on Windows+Atomで開発環境を整えてみるでWindows上にBash on Ubuntu on Windowsを使用したLinux環境の導入についての一連の流れを説明しましたが、今年4月より配信開始したCreator’s updateによりBash on Ubuntu on Windowsの細かな仕様が変わった他、新たにGUIにも対応したため、この度解説記事もアップデートすることにしました←。なので、Creator’s updateを適用していない方は、こちらの記事を参考にしてくださいね。

 

1.Bash on Ubuntu on Windowsの導入と環境設定

1.1.Bash機能の有効化

「スタート」→(右クリック)→「アプリと機能」→下のほうにある、「関連設定」の「プログラムと機能」→「Windowsの機能の有効化または無効化」を順に開きます。

この画面で、「Windows Subsystem for Linux (Beta)」をチェックします。

「OK」をクリックすると、インストールが始まります。インストールが終わったら、再起動してください。

1.2.開発者機能の有効化

1.1.の手続きを終え再起動完了後、「スタート」→「設定」→「更新とセキュリティ」→「開発者向け」を順に開きます。

この画面で、「開発者モード」にチェックを入れます。

1.3.Bashのインストール

コマンドプロンプトを起動します。「スタート」で「cmd」と入力してエンターキーを押しても起動できます。

コマンドプロンプトが起動できたら「bash」と入力してエンターキーを押すと、インストールの確認画面が出るので「y」と入力してエンターキーを押します。

インストールが開始されるので、完了するまでしばらく待ちます。

ユーザー名とパスワードの設定を促す旨が表示されるので、画面の指示に従って任意に選択し、初期設定を完了させます。(Windowsのものと合わせる必要はありません。)

以上でBashのインストールは終了です。

1.4.Bashの初期設定

※Creator’s update後は「ホスト名の明記」が不要になりました。

1.4.1.リポジトリの変更

標準設定ではパッケージ取得の時にいちいち海外サーバーにアクセスしてしまうため非常に効率が悪く、時間がかかってしまいます。なので、リポジトリの取得先を日本サーバーに変更します。先程と同様に次のコマンドを入力します。

1.4.2パッケージのアップデート

コマンドラインで、

をし、パッケージのアップデートをします。

ちなみに僕の環境ではupdateかけるときにErrとかFailedとかいっぱい出てきてアップデートに失敗しました。メッセージを確認してみたところ、どうやらリポジトリ取得先のサーバーに接続できないとのことでした。これについては、自分のPCにインストールしているセキュリティソフトが原因で、Bashのネットワーク接続をブロックしていたようなのでセキュリティソフトのファイヤウォールを解除し、解決しました。

1.4.3.起動時ディレクトリの変更

Bash on Ubuntu on sWIndowsのデフォルトのカレントディレクトリ設定は

C:\Users\(ユーザー名)\AppData\Local\lxss\home\(ユーザー名)

なのですが、これではWindowsで普段使うディレクトリの位置から遠く、アクセスしにくいので、Bash起動時のディレクトリを変更します。Creator’s update適用後は、Windows側の環境をカレントディレクトリに設定することが禁止されてしまったようなので、カレントディレクトリではなく、起動時ディレクトリを変更することにします。

でviを開き、

を追記して保存します。

1.4.4.コマンドプロンプトの表示を短くする

Bashを起動すると、プロンプトには

$ユーザー名@ホスト名:カレントディレクトリ#

が表示されますが、これがいちいち表示されるのが個人的にかなり見づらく、使いにくいので、

$カレントディレクトリ#

のように、表示をカスタマイズします。

でviを開き、

の部分を、

のように変更して保存します。

1.5.X Window System(GUI環境)を導入する

1.5.1.VcXsrvの導入

VcXsrv公式サイトにアクセスし、インストーラーをダウンロードしVcXsrvをインストールします。

ダウンロードが完了したら、VcXsrvのインストーラーを起動し、「Select the type of install」では「Full」を選択しインストールを完了させます。

1.5.2.自動起動アプリに登録する

先程インストールしたVcXsrvのショートカットを

C→ User→ ユーザー名→ AppData→ Roaming→ Microsoft→ Windows→ スタートメニュー→ プログラム→ スタートアップ

にコピーして保存し、自動起動アプリに指定します。

1.5.3.x11-appsの導入

Bash on Ubuntu on Windowsで、

によりx11-appsのインストールをし、

でviを開き、

を追記しましょう。ここで、一旦再起動し、Bashを立ち上げ、

と入力してみましょう。ウィンドウが立ち上がり、emacsが起動する筈です。

2.Atomの導入と設定

2.1.Atomのインストール

公式サイトからAtomをダウンロードしてインストールします。

2.2.Atomの初期設定

2.2.1.日本語化

Atomを起動し、エディタ画面でCtrl+,で設定画面を開き、「install」→「Search packages」に「japanese-menu」と入力し、該当する検索結果のものをインストールして、インストール完了後、Atomを再起動します。これにより、Atomの日本語化ができているはずです。

2.2.2.ターミナルの導入

同様に、Atomの設定画面から、(日本語化後)「インストール」→「Search packages」に「platformio-ide-terminal」と入力し、該当するものをインストールします。

インストールが完了したら、「パッケージ」→「platformio-ide-terminal」→「設定」を開きます。

つづいてBashのパスがCreator’s updateで変更になったので、「Shell Override」をC:\WINDOWS\System32\bash.exeに変更します。これでAtomでプログラムを打ち込みながら、即座にBashを開いてデバッグをすることができます。

Atom上のターミナルではキーボードの矢印キーによる操作を受け付けてくれません。

矢印キーの機能は次のコマンドで代替できるので、必要な人は身に着けてしまうのが良いと思います。

Ctrl+P
Ctrl+F
Ctrl+N
Ctrl+B

Atom環境の導入は以上で終了です。

ちなみに、Windows上にインストールされているAtomですが、

なんとBashから呼び出せてしまいます。素晴らしい!

いかがでしょうか。Creator’s updateにより日本語周辺のバグ改善のみならず、BashのGUI環境の対応や、Windows上のプログラムの実行が可能になるなど、WindowsにおけるLinuxとの連携はより完成度の高いものとなりました。それぞれのOSの強みを活かした、快適な環境が実現できるのは、Windows10ならではです。導入に当たっては、是非当サイトを参考にし、より多くの方々にこの新しい体験を味わって頂けたらと思います。

 

folder Android

SO-03C Xperia ray をICS化する
more...